- やってることが家と同じでつまんね
- そもそも、バンライフで何がしたいんだろう…
元バンライファーの放浪太郎(@zzz_6000)です!
バンライフや車中泊、楽しいですか?
楽しいと思いたいけど、ぶっちゃけなんだか面白くないと思っている人もいるんじゃないですか?
非日常も慣れたら日常、同じことの繰り返し、やってることが家と変わらない。
僕は途中でバンライフに飽きました。
理由は、特に目的がない旅だったから。
この記事は、約4ヶ月間のバンライフで九州の先っぽまで旅した僕の体験談です。
【結論】3日くらいがちょうどいい、長期は確実に飽きるからやめとけ
非日常を求めるなら3日、長くて1週間で十分です。
バンライフでやってみたいことって、特定の場所に行きたいというよりは、非日常を味わいたいことじゃないですか?
「車の中で寝る」ということを想像しただけで心躍りますからね。
たまにビジネスホテルに泊まるから楽しいのと一緒。
長期の旅は、目的がないと飽きてきます。
- 47都道府県制覇
- 最端制覇
- 世界遺産制覇
- 日本百名山制覇
- 全国のご当地ラーメン食べる
行きたい場所や、やりたいことが明確なら、達成に向けてそのまま突っ走ることができます。
ですが、とりあえずやってみた人は、ムダに時間とお金が減っていくだけでなく、なんだかやる気も気力もなくなってきます。
もうこれ家でいいだろ。
なんでこんなことしてんだろ。
人はなぜ生きるのか。(哲学)
って思うときが必ずきます。これがめちゃくちゃつらい。
ふらっと目的もなく旅がしたいなら、短期が鉄則です。
人はおおむね自分で思うほどには幸福でも不幸でもない。肝心なのは望んだり生きたりすることに飽きないことだ。
ロマン・ロラン
短期なら必要なアイテムは最低限でいいので、余計な出費を抑えることができます。
日本はどこに行っても日本だった
僕が「つまんね」と思った瞬間は、結局日本ってどこも同じような風景だなーと感じたときです。
後半はまじでつまらなすぎて、はよ帰りたいと思ってました。
世界一周なら、移動するたびにまったく別の世界を見ることができます。
ですが、日本というコンパクトな国の中だけでは、ぶっちゃけどこも似たような風景と文化です。
どこにいってもコンビニやイオンがあります。
食べ物も同じ、道、言葉、人は、地域によってちょっとした違いはあっても、普段僕らが見ているものばかり。
夜は車内で何をしてますか?読書したりスマホでSNS見てませんか?
ここで気付きます、「あれ、これって家と一緒じゃね?」って…。
飽きたときの対処法
こなれたバンライフに刺激を与えるためには、大きく環境を変える必要があります。
隣の県に移ったレベルじゃ、特に変わりません。
そんな時は、思い切って北海道の最果てや、南の島に行くといいですよ。
自由に移動できることが、バンライフ最大のメリットですからね。
これを活かさない手はない。
僕は途中で与那国島と波照間島に飛びました。
帰ってもいい
出発も自由なら、帰宅も自由です。
「なんか違う」と感じたら、いったん帰ってOK。
むしろ帰る勇気は大事です。
"バンライフをやること"が目的じゃないですよね?
目的は、バンライフを通じて旅を楽しむことのはずです!
旅の精度が上がる
短期なら何回も出掛けることができます。
そのたびに持ち物を取捨選択できて、行動のムダを減らすことができますから、回を重ねるごとにレベルアップするんですよね。
旅慣れってやつ。
これが長期旅では、経験の回数を稼げません。
1回の世界一周より、10回の東南アジア。
1回の日本一周より、10回の温泉地巡り。
数こなせば、本当に自分が必要とするものが見えてきますよ。
経験不足による余計な出費
何もわからないころって、あれもこれも買いません?
不安だから、「あったほうがいい」という保険をかけまくります。
いざ現地に行ったら、まったく使わずにメルカリ行きなんてよくある話。
旅のアイテムも少しずつ揃えていくと、余計な出費を抑えられます。
車に積める量は限られていますし、車内は広いほうが快適に過ごせますよね。
ひとりだと楽しみ半減な孤独問題
ひとり旅は、楽しみを共有できる相手がいないと、けっこう寂しいときがあります。
これも帰りたくなる瞬間のひとつですね。
バンライフとはいえ、ひとりで毎日同じような生活は、ぶっちゃけつまらないです。
おいしいものを食べてもひとり、最高の景色を見てもひとり。
朝起きても、夜寝るときもひとり。
でもこれが短期なら、ほぼノーダメージ。
むしろ、ひとりでいたい時にふらっと出掛けられるほうがいい。
気分転換は大事です。
ずっと家にいたり、仕事漬けの毎日では疲れちゃいますからね。
SNSへの投稿は諸刃の剣
「〇〇行ってきた!最高!」と投稿して、みんなのいいねを待つ。
しかし少ない反応、そして絶望。
SNSは、簡単に繋がれて手軽に承認欲求を満たせますので、使い方によっては楽しいかもしれません。
ですが、誰も見てくれないという逆のパターンになったときは、リアルでもネットの世界でもひとりなのか…と感じてしまうときがあります。
投稿することが目的になると、目の前の旅を全力で楽しめませんよ。
何事も、ほどほどが一番!
家が恋しくなる
帰ったら風呂にゆっくり入って、あったかい布団で寝るんだ…。
飽きたと同時に、家のことを考えるようになります。
言い換えれば、普段の何気ない生活に感謝できるってことですね。
スイッチひとつでお部屋あったか、蛇口をひねれば水が出る。
これってまじですごいことなんだと改めて思い知らされます。
バンライフは、電気も水も貴重ですし、外の影響をモロに食らいます。
人間は良くも悪くもすぐに慣れてしまいますので、マンネリ化した生活に刺激を与えるためにも、あえて不便な環境に行くといいのかもしれませんね。
海外旅行から戻ってきたら、「やっぱ日本最高だわ!家万歳!」って思う瞬間、ありますよね?
僕はワーホリから帰ってきたとき、成田空港の「おかえりなさい」を見て泣きそうでした。
まとめ:バンライフで気軽にさくっと旅しよう
以上、バンライフは特に目的がないなら、短期でちょいちょい出掛けようぜって話でした。
帰ってきても、またすぐに行きたくなる中毒性がバンライフにはあります。
当分は家でゆっくりしようと思っていても、3日も経てばGoogleマップで次どこ行こうかと考えてます。
旅好きなら、なおさら短期がいい。
結局、旅好きでも旅には飽きます。
仕事して遊ぶ、遊んだからまた仕事頑張る。
人生これでいいんじゃないかなと。
何事もバランス、メリハリでしょ。
それでは皆さん、よいバンライフを!