- リモートワークは初めてだから不安
- チャットだけで大丈夫なの?
- 現在リモートワークしてるけど、孤独でつらい…
元フルリモートエンジニアの放浪太郎(@zzz_6000)です!
リモートワークは自由なイメージがあるけど、つらくて苦しいネガティブなことも知っておきたいですよね。
特にIT業界で働いたことがない未経験者にとっては、楽しみよりも「やっていけるか不安」の部分が大きいと思います。
コロナで在宅勤務が増えると同時に、うつっぽくなる人が増えているらしいですからね。
エンジニア界隈でも、「孤独」が常にホットな話題です。
僕はIT未経験からのエンジニア転職を果たして、田舎に移住してフルリモートで働いていました。
最初の数ヶ月は、慣れないことだらけでつらい日々を送っていましたが、なんだかんだ楽しく自由に日々過ごしていました。
しかし、圧倒的な孤独とリモートワークというひきこもりの日々で疲弊、この自由だけど苦しい気持ちが積み上がり、退職して別の道に進むことになりました。
これからの人も、そして今リモートワークしているけどしんどい人に向けて、リモートワークのつらいところと、その対策を3つ選びました。
フルリモートワーク経験者が選ぶつらいと思うこと3選
僕がリモートで働いてみて、「ちょっときついな」と感じることは、ざっと以下のとおり。
- ずっとひとりな「孤独感」
- 慣れないことによる「疎外感」
- 何も貢献できない「無能感」
地獄かな?
IT未経験からのリモートワークは、最初はとにかく大変で苦労します。
ですが、うまくいかないことばかりでも、あまり悩まずに仕方ないと割り切ったほうがいいです。
それに、人間はすぐに適応できる能力がありますから、いずれ慣れてきます。
この「なんとかなる、しゃーない」というマインドは、自分を守るためにとても大事です。
慣れないうちは、不安に押しつぶされそうな日々が続きますので、あまり深く考えるとメンタル崩壊します。
僕がそうです。
僕と同じく、「完璧主義で神経質で几帳面で周りを気にしすぎるタイプ」は役満ですので、頑張りすぎちゃダメです。
つらいポイントその1:孤独感
特にひとり身の場合、話し相手がいません。
これがやばい。
どうやら人間は、誰とも話さないと病んでいくらしいです。
最初はわからないことだらけでつらくて苦しくて不安なのに、その思いを吐き出す相手がいません。
うまくいった喜びも楽しみも、共有できる相手がいません。
これが続くと、自分では気付かないうちにメンタルが病んでいきます。
夜寝る前のなんとも言えない「ぼっち感」は、かなりつらいものがありますね。
そんなときの一番簡単な解決方法は、誰かと話すこと。
友達と電話でもいいですが、直接会って話すほうが絶対いいです。
日常会話でもなんでもいいんです、声に出すことが大事。まじで大事。
文章で愚痴を書きなぐったところで、大した効果は得られません。
誰かと話すだけであら不思議、今までの悩みが嘘のように清々しい気持ちになります。
ONとOFFの切り替えがうまくできない
ずーーーっと部屋にいると、休みなのに休めてないと感じるときがあります。
これがじわじわと心身ともに効いてきます。
今まで普通に通勤する日常だったので気づきませんでしたが、仕事モードに入れる環境作りって大切なんだなと。
たまには環境を変えて、カフェで2時間くらい作業するだけでも、だいぶ気分が変わりますよ。
これも孤独解消法のひとつです。
僕は図書館を利用して気分転換してました。
ときに孤独も悪いことではない
孤独を味わうことで、人は自分に厳しく、他人に優しくなれる。いずれにせよ、人格が磨かれる。
と、ニーチェは言いました。
僕はずっと誰かと一緒は無理です。
ひとりの時間がないと、これはこれで発狂します。
自分と向き合う時間、集中して作業する時間、何も考えずにぽけーっとする時間。
これらは絶対に必要、バランスよく孤独と付き合っていきましょう。
つらいポイントその2:疎外感
入社したての頃は、馴染むまでに多少の時間がかかります。
これがリモートとなると、直接話す機会がないので、オンラインだけで仲良くなることは難しいものがあります。
表情や声のトーンが見える対面のほうが、コミュニケーションとりやすいですよね?
そこが「文章」でコミュニケーションをとるリモートの難しさです。
みんな頑張っているのに、何もできない日々が続くと、なんだか仲間はずれな「疎外感」を感じることがあります。
実際はそんなことなくて、みんなサポートしてくれるのですが、それでもぼっち感はあります。
とはいえ、決して仲間はずれにされているわけではないので、気にせず任されたタスクを淡々とこなすしかないです。
そして結果を出す。
結果までが遠くてまだまだ実力不足でも、必死に頑張っている姿は画面越しでも伝わります。
人間の察し能力ってすごくて、おそらく相手はチャットやコードの雰囲気でやる気があるかないかわかっちゃいます。
最初は任せて貰える仕事は小さなものですが、どんな些細なことでも完璧にこなしましょう。
未経験だからこそ、凡事徹底が超重要。
仲間に会いに行こう
もしフルリモートとはいえオフィスがあるなら、定期的に行くことをオススメします。
やはり仕事の悩み・相談は直接話すほうがいい。
聞きたいことをまとめておいて、質問攻めにしちゃいましょう。
僕もたまーにオフィスに行って作業してました。
ランチ行ったり、最近どうよ的な雑談をしてます。
片道2時間半くらいかかるけど、楽しみのひとつですね。
良き仲間がいるだけで仕事は頑張れる。
つらいポイントその3:無能感
調べまくってもわからない、質問ばかりの日々。
文章だけじゃいまいち伝わらない、そして進まぬ作業…。
「ぐぬぬ…申し訳ねぇ…」みたいな毎日が続くと、さすがにつらくなってきて、自分には向いてないと考えてしまいます。
僕も最初の数ヶ月はけっこう苦労しました。
ですが、未経験なら最初はわからなくて当然です。
それに、採用した側だって、いきなりバリバリできるなんて思ってません。
最初はある程度の教育が必要ですが、リモートでは限界があります。
zoomなどを使ったとしても、対面で「どれどれ…」みたいな感じで教わるほうが、圧倒的に効率がいいしこっちも聞きやすい。
成長できない自分が無能というわけではなく、これはリモートワークシステムの構造上、仕方ないことだと僕は思ってます。
このような他責は全然OK。なんでもかんでも「自分が悪い」では闇堕ちします。
3年後の自分を信じましょう
結局のところ、成長できる方法は勉強と経験しかありません。
引き続き、無理のないペースで学習していきましょう。
未経験なら、未経験という立場をうまく使って、最初のうちに聞きまくりましょう。
わからないことをそのままにすると、あとで自分がキツくなってきますよ。
たとえ今はできなくても、3年後には「うわ、こんなんで悩んでたのかよ」と笑い話にできるように。
何十年この世界で働いている人でも、全知全能ではありません。
ググりながら考えながら失敗しながら仕事してます。
超ビギナーならやることはひとつ、継続努力を続けることです。
解決方法は外に出ること、人に会うこと
ネガティブ要素が多いですが、それでも僕はフルリモートを推します。
なんやかんや通勤がないってだけでも最高です。
しんどくなってきたなーつらいなーと感じたら、とりあえず外に出ましょう。
そしてできるなら友達に会って、うまいもん食べて、ちょっとした愚痴や悩みを言葉にしましょう。
仕事上手は、休み上手。
僕のようなど田舎ぼっちでも、お金はかかりますが友達に会いに行ってましたよ。
少しの間、地元に戻って家族に会うのもいいですね。
フルリモートは、ネット環境があればどこでも仕事ができるという最高の恩恵がありますから。
まとめ:少しずつ前進すればいい
リモートワークは、孤独が原因で疎外感を感じたり、自分はダメな人間なんだと思いがちです。
リモートワークのメリットはたくさんありますが、それと同じくらいにデメリットもあります。
楽で自由な勤務形態であることは間違いありませんが、それはある程度仕事ができるようになってからの話。
未経験からのリモートワークは、最初がとにかくしんどい。
ですが、淡々と作業をこなしていくうちに必ず慣れてきます。
腐ることなく学び続ければ、きっと3年後には唯一無二な存在になれます。
休みながらでも歩みは止めないように、本当に少しずつでいいから前に進んでいきましょう。
と、思い悩んでいる人みんなに届いてほしい。